今ちまたで話題のWEB2.0。私自身もつい先日、吉岡2.0にVerUPしたところですが、ここで整理の意味もかねて、このWEB2.0に暫く特集してみます。マーブルでは絶対連載が続かないとはもはや定説ですが、今回はガンバリマス。
今回の特集にあたってコンパクトにまとめてみようと、いろいろWEB上のテキストに当たってみたのですが、そういう行為自体が1.0というか失敗しました。うまくいかないときは原典にあたれ。これ鉄則です。そこで中心となるTimO'Reilly自身のテキストを精読するスタイルにしましょう。シンプルに正面突破です。
テキストは、サンフランシスコのArgent Hotelで開催されたカンファレンス「Web 2.0 Conference 2005」に先だってTim O'Reilly氏から発表された「What is Web 2.0」。もはやバイブル的存在。翻訳はCNET Japanで公開されてる。本稿の引用はこの翻訳版に基づく。
まずテキストはドットコムバブルに言及する。報告っぽい体裁だが実際の内容は「なぜ起こったのか」について。この視点が以後の論説の前提となっている。
2001年のドットコムバブルの崩壊は、ウェブにとって、ひとつの転換点とな った。「ウェブは誇大に宣伝されていた」と多くの人が結論を下したが、バブ ルとその後の淘汰はあらゆる技術革命に共通する特徴であるように思われる。 一般に、淘汰は新興技術がそれまでの主役に取って代わる段階に到達したこと を示している。見かけ倒しの企業は駆逐され、本物の実力を備えた企業が大き な成功を収める。そして、両者の違いが理解されるようになる。
■ここでは新しい技術が古いものを淘汰したかのような記述だが、むしろここでの含意は「成熟度が牽引して、利用者の理解が向上し”利用法が誤ったもの”、”実は効用が重複したサービス”が淘汰されたのだと」注釈したほうがいいだろう。後に続きやすい。
■つまり前を受けて、淘汰されたものは単に旧態依然とした産業界の資本投入がセンスを外していたためでなく、明らかに誤ったサービスを計画したものであったということだ。現在のトレンドはこの、誤りと正解が対比されているという。
つまり2.0へのトレンドの移行はごく当然のことであって、無理があったのでバブルは崩壊したということになっている。これは2.0がまだ概念でしかないにもかかわらず存在する熱烈な支持者の正当性を証明する歴史的(精神的?)支柱となっている。
僕が恣意的に読解を技術トレンドの変化から、誤りが正される過程へと読み替えているのは、このテキストの裏読みとして(少なくともその意義として)通底する、こうした用法の誤りは今後も大いに起こりうるという警鐘を引っ張り出すためだ。次回へ続きます。